第十二課 試験
前文
今日は試験です。試験問題には「聴解」、「文字・語彙」、「読解・文法」の三つのセクションがあります。それぞれのセクションには五つの大きな問題があります。大きな問題には、いくつかの小さな問題があります。それぞれの問題には四つの選択肢があります。正しい答えは一つだけですから、二つ選んではいけません。書き間違ったところは書きなおしてもいいですが、描き直す時に、前の答えを消しゴムできれいに消さなくてはいけません。開始のベルが鳴る前に、先生はこのように説明しました。ほんとうに難しくてきびしい試験です。しかし、みんなは一生懸命がんばります。
会話
先生: みなさん、予鈴が鳴りましたから席に着いてください。
学生: はい。
先生: 今から問題用紙と解答用紙を配ります。
学生: 問題が多いですね。今すぐ書き始めてもいいですか。
先生: いいえ、まだ始めてはいけません。試験開始の合図があるまで問題用紙を開けないでください。
これから注意事項を言いますから、よく聞いてください。
一 最初に名前を正しく書いてください。
二 かならず鉛筆を使ってください。
三 試験中、ほかの人と話しをしてはいけません。
四 辞書や教科書などを見てはいけません。
五 カンニングをしてはいけません。カンニングをした場合、受験の資格を取り消します。
質問はありますか。……はい、どうぞ。
学生: 答え方がよくわかりませんから、教えてくださいませんか。
先生: はい、これから答え方を説明しますから、よく聞いてください。試験問題には「聴解」、「文字・語彙」、「読解・文法」の三つのセクソンがあります。それぞれのセクションには五つの大きな問題があります。大きな問題にはいくつかの小さな問題があります。答えはすべて解答用紙に書いてくだいさい。
学生: それぞれの問題には四つの選択肢がありますが、二つ選んでもいいですか。
先生: 二つ選んではいけません。選択肢が四つありますが、正しいものは一つだけ選んで◯をつけてください。またその解答欄にマークしてください。
学生: 問題用紙は出さなくてもいいですか。
先生: いいえ、問題用紙も出さなくてはいけません。問題用紙を持ち帰ることはできません。解答用紙といっしょに出してください。問題用紙を出さない人は採点しません。
学生: ボールペンや万年筆で書いてもいいですか。
先生: いいえ、ボールペンや万年筆で書かないでください。必ず鉛筆を使ってください。
学生: 途中、質問してもいいですか。
先生: 印刷がはっきりしていないところは質問してもいいです。その時は手を上げて小さい声で聞いてください。
学生: 聴解試験の時はメモを取ってもいいですか。
先生: はい、メモを取ってもいいですが、規定の時間は長くないですから、よく考えながら聞いてください。
学生: 書き間違ったところは書き直してもいいですか。
先生: はい、書き直してもいいです。しかし、書き直す時には、前の答えを消しゴムできれいに消してください。
学生: 答案が汚くなった場合はどうしますか。
先生: 試験の結果はコンピューターで統計しますから、答案がきたなくなった場合は採点ができません。ですから、気をつけてください。
学生: 時間を延ばすことはできません。必ず時間を守ってください。質問はもうありませんか。では、ちょうど開始のベルが鳴りましたから書き始めてください。
読解文
訪問のマナー
人を訪問する時、あらかじめ電話で日時を約束しなくてはいけません。 そして、約束した時間より早く行ってはいけません。 必ず約束の時間に行ってください。
うちに入る時はベルやチャイムを鳴らしてください。勝手にドアを開けてはいけません。 手みやげは部屋に入って渡してください。 その時はこう言います。
「ささやかですが、お受け取り下さい。」
でも、花や生鮮食品は部屋に入る前に渡してください。 訪問先で食事をする時は、嫌いな物は無理に食べなくてもいいです。帰るときはお礼をいいてください。
「今日は本当にありがとうございます。」
次に会った時も必ずお礼を言ってください。
「先日はどうもありがとうございました。」