《新编日语(二)》第四課 前文と会話と読解文

第四課 ご馳走
前文
橋本さんは留学生寮で李さんを持てなしました。中国の人に珍しいだろうと思って、橋本さんは日本料理をたくさん作りました。二人は、食習慣やお酒のことなどについて、いろいろ歓談をしました。
しばらくたって、李さんも杏花楼で橋本さにん中華料理をご馳走しました。杏花楼は、料理が美味しく、外国人もよく来る所だそうです。橋本 さんは中華料理がまだ五回目なので、李さんはたくさん注文しました。
会話
橋本 :李さん、明日、お暇でしょうか。
李:ええ、何か…。
橋本 :ご都合がよろしければ、留学生寮で、食事でも一緒にしようかと思って。
李:それはどうもありがとうございます。こちらからも何か持って行きましょうか。
橋本 :いいえ、何も持って来る必要はあるません。 ご心配なく。
李:では、明日、おじゃまします。
橋本 :じゃ、明日、お待ちしています。

(留学生寮で)
橋本 :李さん、何もありませんが、どうぞ。
李:では、遠慮なくいただきます。
橋本 :まず、乾杯しましょう。 では、李さんのご健康をお祈りして乾杯しましょう。
李:橋本さんのお幸せを祝福して乾杯しましょう。
橋本 :乾杯!
李:乾杯!
橋本 :中国の方にめずらしいだろうと思って、日本料理を作りました。 お口にあうかどうかわかりませんが、どうぞ、お寿司を召しあがってください。
李:このお寿司はなかなかいい味がしますね。 これを食べたら、もう町のお寿司は食べたくありませんね。
橋本 :おそれいります。ところで、お国ではお寿司なんかは食べないと聞いていますが…。
李:はい、中国では、普通、お米をご飯にして食べるのです。 そのほかに、餃子や肉饅頭なども主食として食べますが、お寿司はありません。
橋本 :ところで、清酒はいかがですか。
李:少しいただきます。
橋本 :お国のお酒はアルコール分が高いと聞いていますが。
李:そうですね。有名な茅台酒は五十五度もあります。
橋本 :そうですか。それでは、中国の方はみんなお酒に強いのですね。
李:いいえ、そうとは限りませんよ。 たとえば、私はお酒に弱いんです。
橋本 :そうですか。 さあ、どうぞ、冷めないうちに、もっとたくさん召し上がってください。
李:いいえ、もうおなかがいっぱいです。 今日はすっかりごちそうになりました。
橋本 :いいえ、お粗末さまですた。

(二)
李:橋本さん、今晩お暇ですか。
橋本 :こんばんは約束があって、ちょっと都合が悪いんですが。
李:そうですか。 明日の晩はいかがですか。
橋本 :はい、空いていますが。
李:じゃあ、一緒に食事をしましょう。 今度私がご馳走しますから。
橋本 :どうもありがとうございます。 どこでですか。
李:杏花楼です。 人民広場のすぐそばなんですが、分かりますか。
橋本 :だいたい分かると思います。 何時頃行ったらいいですか。
李:そうですね。 六時ごろはいかがですか。
橋本 :はい、じゃ、明日の六時に。
(杏花楼で)
店員:いらっしゃいませ。何名様ですか。
李:二人です。
店員:どうぞ、こちらへ。
李:ここの料理はうまいんですよ。 外国人もよく来るんです。
橋本 :そうですか。
李:橋本さんは、中華料理は何回目ですか。
橋本 :五回目です。 料理の名前はまだよくわかりません。
李:じゃ、今晩ゆっくり食べてみましょう。 (店員に)メニューをください。
店員:はい、どうぞ、何になさいますか。
李:かにの姿蒸し、田うなぎの揚げ物、酢豚…をお願いします。
店員:はい、かしこまりました。 お飲み物は何になさいますか。
李:橋本さんは何にしますか。
橋本 :私はビールにします。 李さんは。
李:私もビール。 じゃ、ビール(を)二本ください。
店員:はい。 少々お待ち下さい。
店員:おまたせしました。
李:さあ、かにが来ましたよ。 どうぞ、召し上がってください。
橋本 :遠慮なくいただきます。 うん。 なるほど…。 うまい。
李:ビールもう一杯いかがですか。
橋本 :いいえ、もう結構です。
李:お料理をもう少し取りましょうか。
橋本 :いいえ、もうたくさんいただきました。 ほんとうに美味しかった。 ご馳走さまでした。
李:いいえ、どういたしまして。それではそろそろ出ましょうか。
橋本 :そうですね。
李:(店員に)勘定してください。
店員:はい。二百六十五元になります。
李:(金を出す)はい。
店員:伝票をどうぞ。 どうもありがとうございました。
読解文
現代の食生活
食生活は風土や生活水準、生活様式などと、深い関係があります。
中国では、二十世紀八十年代改革開放後の経済高度成長期に入ると、個人の所得が著しく伸びて、どの家庭もテレビや洗濯機などを使い、家事の負担が軽くなりました。こうした所得の伸びや生活様式の変化は、食生活にも大きく影響し、人々の食べ物の量や質、そして食事についての考え方を変えました。たとえば、以前は米、肉、魚が中心の食事でしたが、現在では、パン、乳製品などが多くなりました。また、人々が、お茶よりコーヒー、紅茶、コーラ、ジュースなどを好み、紹興酒や白酒のほかにビールやウィスキー、ワインなどを多く飲んでいます。
とくに若者の食生活が大きく変わりました。コンビニエンスストアやファミリーレストラン、ファーストフードなど外食産業が急激に発展するとともに若者の 生活の国際化が顕著になりました。このような急激な変化の背景には、核家族化や少子化が進んで、家族団欒で食事をする機会が減っているという原因があります。

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